しょきたつブログ(日記)

日々の生活について語っていきます。

風俗に行くとすべての女が可愛く見えるという話

 はい、題名の通りっす。去年の四月、無事東北の大学に受かった僕は、女子に三輪車を奪われ続けた保育園時代(僕の人生の全盛期)、ウンコを漏らした小学時代、友達がいなかった中学時代、空手部を二日で辞めた高校時代を過ごした我が愛しの千葉の土地を離れ、一人浮かれていました。

 

 「これでようやく”大学生”の称号を得た!一人暮らしも始まった!もう親の目を機にすることなく、堂々と風俗通いができる!!!(本物の猿なので、一日二十時間は射精のことしか考えていない)」

 

 そんな考えのもと、ここ仙台に来てからというもの、これまで数多の風俗嬢と戦ってきました。その中で気づいた唯一つの真実として、風俗に行った後はすべての女が可愛く見えるというのがあります。本当なんです、これ。タイトルでは「風俗」としましたが、まあ、このくくりだと広すぎるんで、例として一番最新の風俗体験、デリヘルに行った時の話を挙げましょう。

 

 この時、僕は友達と飯を食い、国分町をブラブラし、時間は深夜一時。深夜の国分町は怪しいネオンに彩られ、毒々しい魅力に満ちていました。正直に言いましょう、僕はかなーりテンションが上がっていました。あの時のテンションなら松岡修造に並ぶことができたのではないかと思います。仙台の寒さなど感じませんでした。なんなら半袖で歩いてました。この時の僕の感情は「とにかく射精がしたい!」という純粋に汚れた欲望に支配されていました。僕は昔からテンションが上がると射精したくなるのです(テンションが低くても射精は行いますが)。しかしこの時の射精欲は異常でした。きっとその辺を歩いているマッシュヘアーの性欲モリモリキノコマンのオーラにあてられていたんでしょう。部活も休みひたすら自己研鑽(オナニー)を積んだ青春時代、忘れかけていたあの頃の気持ちが確かに蘇ってきていました。

 

 ああ、デリヘルを呼びたい!ダメだ、もう気持ちが止められない!あとは友人がノッてさえくれれば...!チラリ、と友人を横目で見ます。....大丈夫、こいつはこういう時ノッてくれる男...!これまで共に様々な試練(試合の応援をブッチしてカツ丼を食いに行って部活の先輩に激怒される、酒に酔って修羅と化した先輩を止めようとしてボコボコに殴られる)を乗り超えてきたんだ、きっと俺の期待に応えてくれるはず...!頼むぞ....!

 

「俺、今からデリヘル呼ぼうと思うんだけど、どうかなあ?」

 

「いいんじゃない、俺は帰るけど。」

 前言撤回です。友人はクソです。この世で最も価値のない存在です。僕のちんこはとっくに発射準備万端で今も生殺し状態にオンオンと泣いているのに、なんでそんなにひどいことが言えるのん?

 僕が必死に殺意と戦っている間も、友人(ゴミ、カス、男子トイレ便器を拭いた後の雑巾よりも価値のない男)は続けます。

 

 「いや、でも行きたいんでしょ?呼ぶべきでしょ。デリヘル。ちんこに正直になりなよ、早く電話しろよ」

 コイツ、自分が行かないくせになんでこんな偉そうなんだ?野党の息子か?

 

 しかし、僕は愚かな人間、湧き上がる欲望には耐えきれないのです。ビバ男性器。自分の生殖本能の強さに愕然としながらデリヘルを呼びました。デリヘルを探しながら涙が止まらなかったです。

 電話したのはもちろん○ぽちゃ。ここは60分一万円という割と安めの値段設定とそこそこの顔面安定度が魅力。多少太ましいのが気にならないならぜひ一度ご利用を!(急なステマ

 

 「はい、○ぽちゃです。」「あの、今から入れます?フリーなんですけど」「ああ、全然問題ないですよ、なんかこういう娘がいい、みたいなのあります?」「あー、そこまで太ってない娘がいいです」

 

 ちなみにこの会話をしてる間も友人が隣でニヤニヤと僕を見下ろしています。何見てんねん!ボケッ!お前も電話かけろや!呼べや、デリヘルっ!クソ、ちんちんもなんかイライラしてきた!まだ抑えて、僕の可愛い息子っ!

 

 「はい、了解です。ホテルついたらまた連絡してください。(店員)」

 

 ガチャコン。さあ、始まりました、僕の第二の夜の時間です。ちなみに○ぽちゃでフリーで頼むのはこれが初めて。フリーで頼んだ場合、相手のスタイルや顔、タイプやNGプレイ(時々キスNGの嬢が来るらしい、地獄。1時間ひたすらおっぱいをこねくり回せと?あまり”男”を舐めるなよ)は何一つわかりません。唯一わかるのは来る相手が”女”であることのみ。文字通りの冒険です。

 

 「んじゃホテル行くけど、お前もいく?」「どこ?」「ホテルカ○ーズ」「遠いな!帰るわ!じゃ!」死ね。なんならファイトマネーで一万円置いてってから死ね。

 

 友人のケツを蹴り飛ばし一人震えながらホテルに向かいます。この震えはどこから来るものなのか....それは僕にもわかりません。寒さ、怖さ、緊張、そして何よりも喜び...デリヘルは孤独な戦い。だからこそ価値があるのです。

 

 ホテルに入り○ぽちゃに連絡し、嬢を待ちます。念の為おしっこも済ませておきます。緊張してるからそんなに出ないかと思いきや、小便小僧かと見まごうほどのおしっこが股間から絞り出されていきます。気持ちわるっ。膀胱パンッパンやんけ。つーか、無限に流れ出る小便を見てたら、盛り上がってた心が、冷静に、あれ、急に不安が......

 

 .......そもそも僕がこれまでフリーを頑なに断ってきたのは、最低一万円というトンデモ価格を払っておきながらボストロールを召喚することが許せなかったからなのです。

 こっちは金を払っているのだから良いサービスを受ける権利があり、そしてその権利が千〜二千円で販売されているとしたら、どうですか?すでに一万円払ってることを考慮に入れれば、そんなの端金じゃないですか?買っちゃいませんか?

 フリーで入る客というのは、その権利をむざむざ放棄した負け組なのです。お金さえ払えば管理区画でキノコ狩りが出来るのに、そんなのもったいない、こっちの方が上手いキノコが食えるかもしれないと崖から飛び降りていく貧乏人.....確かにごく僅かの人数がマツタケを持って上がってきますが、その裏では数多の底辺たちが毒キノコに当たって死んでいるのです。そう考えたらフリーで入るというのは信じられない愚策であり僕はもしかしたらとんでもない過ちを犯し『ピンポーン』

 

 きた!体が一気にこわばるっっ!喉を嫌な汗が伝うっっ!震える手を押さえつけ、一歩ずつ、一歩ずつ玄関へ、足を、動かし!いま、ドアを、開けるっっっっ!

 

 ガチャッ

 

 「こんにちは〜」

 

 

 

 

 

 .............................................................................うん、悪く、ない...?いや、むしろ、これは、あたり....?

 ....................................................................................................................................................う、う、うおおおおおおおおおおおっっっっっっっっっッッッッッッ!!!!!!初めてのフリーで、あ、当たったッッッッッッッ!!!!ついている、俺は、本当に、ついている!!!!神に愛された男だッッッッッッ!!!!!生きていて良かったッッッッッッ!!!!何ならこの前指名した嬢よりも可愛いッッッッッッ!!!!!くそ、俺の指名料を返せッッッッッッッッッ!!!!!ゆ○ッッッッッッッッッ!!!!!!

 

 「はい、どうぞー」心の中の万歳三唱を悟られないようにゆっくりとドアを開けます。おお!スタイルも、良い!(当然腹は出ているが)パーフェクツ!好みのぽっちゃり体型っっ!最高のオタクスマイルに顔面が固定されていくのを感じながら嬢を部屋に招き入れます。さあ、今から、最高の、ショータイムの始まりです。

 

 「じゃあ、お風呂行きましょうか〜」速攻で脱ぎ始める俺。苦笑する嬢。ここには二人しかいません。天使(嬢)と悪魔(俺)。天国(嬢)と地獄(俺)。善と悪が交わる空間がここにあります。二人の温度差が生んだ空間の歪みを感じながら衣服を脱ぎ捨て、パンツ一丁になりながら僕は考えます。嬢の胸をチラ見しながら考えます。

 

 これまで僕はデリヘル嬢に本番交渉をしてきませんでした。それはひとえに、その店のナンバーワン嬢を指名しておきながら本番交渉なんてしたら、その嬢が交渉に応じるにせよ応じないにせよ、その嬢がチクるかなんかして、もう指名出来なくなるんじゃないかと思っていたからです。つまり、僕は怯えていたんです。「店内ナンバーワン」の肩書に。しかし、いまここにいる嬢はフリー、つまり、なんの肩書きも持たない娘なのです。この嬢に本番交渉をして嫌われようが、そもそもこれから先会えるかすらわからない。なんならこの嬢は俺に一切名前を名乗ってないからすでに嫌われてる可能性があるし、そして名前を教えてもらえない限り指名することは不可能であります。つまり!もう!僕がやることは一つしかないのです!

 

 「ベッドタイム突入後、前戯が終わったタイミングで素股を要求してしばらく素股してもらったあと、『あーやっぱ素股じゃイケませんわw ちょっとだけ入れさせてくれませんw?ゴムつけるんで』とゴリ押しして本番を実行する」!!

 ゴミみてえな計画ッ!人間としては最低だが動物としては最高ッ!人間である前に男は荒野に生きる一匹の獣!

 

 ふっふっふ、見てろよ嬢さん、あんたには悪いが君には今回、俺の地獄風俗ステップアップの第一歩を........熱っ。てかラブホのシャワー温度調整難しすぎない?かれこれ5分くらいお湯の蛇口と水の蛇口ひねり続けてるんだけど?全然ちょうどいい温度になんないんだけど?なにこれ?場末のカプセルホテルでももうちょっとマシなシャワーだぞお前。ウンコみてえなシャワーのくせに俺のステップアップを邪魔してきやがって......殺すぞテメ「なかなかいい感じになんないですね〜(嬢)」そうですね〜

  ......危ない危ない、またシャワーヘッド殴って病院行くところだった....(昔FPSで負けたとき、壁を殴って骨折して病院に行ったことがある)さすがに嬢さんも警察より前に救急車を呼ぶことになるとは思うまい....計画はまだ始まったばかり、慎重にいかねば......

 

 .........お、シャワーがいい温度になってきたな。気分も高まってきたぞ。嬢も体を洗い始めた。ようやく、”スタート”だな、さあ!この日が、俺の、本当の、風俗列伝の始まりだッッッッッッ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 ...................................みなまでは言いません。ただみなさんに知っておいて欲しいのは、男は乳首が性感帯であるということ、僕は前戯で乳首舐め手コキをされると1分で射精してしまうこと、そして、早漏には本番交渉をする時間など与えられず、後に残るのは惨めな賢者タイムであるという現実です。

 

 ホテルから出ると景色が清々しく見えました。冬の匂いを残した風が頬を撫でます。風はふわりと落ち葉を巻き上げ、夜の空へと消えていきます。入るときはあんなに妖艶に見えたラブホテルの看板が、今ではどぎつく趣味の悪い立て板にしか見えません。背後で小さく手を振る嬢に一礼して自転車にまたがり、帰路につきます。びゅう、と顔に当たる、キリリと冷たい風が心地いいです。なんでしょう。今だったらなんでも出来そうな気がします。僕の中で世界の方程式が解けかかってます。このまんま大崎八幡宮に自転車で突っ込んでやろうかな。目エ白黒させてる坊主の首根っこ掴んで世界の真実を語ってやりたいです。なんならそのまま髪を剃って出家してしまいたいくらい。

 

 というか、嬢さんも、あの瞬間は性欲バイアスがかかっていたので本当に可愛く見えましたが、賢者タイムに冷静に見たらそんなにでした。きっと、素の状態で可愛く見える人って、セックスのときは橋本環奈に見えるんでしょうね。

  今高校生や大学生で「そこそこ」可愛い彼女がいる人たちは、彼女がいかに貴重な存在であるかを噛み締めて生きていきましょう。あなたたちが本当の愛を探して彷徨う限り、僕も風俗巡りを続けます。やがていつか運命の人に出会える、その日まで....(ちなみに風俗通いをしている素人童貞に彼女ができる確率はボビーオロゴンが明日から南極に住み始める確率より低いです。本当に人生終わってます。さようなら)

 

.....これ、もしかしてただの風俗体験記じゃないすか?